公開日：2022/06/08
カテゴリー：査定
「家屋番号」とは、建物の不動産登記上、建物を特定するためにつけられています。
例えば、〇〇町 123ー4という所在なら 123ー4が家屋番号になります。
同じ敷地(地番)に2つ3つあると 123ー4ー1、 123ー4ー2 などとなります。
そして、今日の相談者の方は、所在地と全く関係ない 番号がつけられていました。
これは、固定資産税の納税通知書などでわかります。今回は、それを見てわかったのです。
でも、その所在とその番号を組み合わせ登記事項証明書を請求しても出てきません。
こういう事例は、建物を建てた時期が相当古く(今回のケースでは昭和47年当時)、
その時の住所が現在と違うものでした。藤枝市ですと以前は青島村とか藤枝町などの
住所がありその当時から建っていて、その登記が残っていたと思われます。
今回の売却相談では、この建物は解体して引渡す提案なので、いずれこの登記は、
滅失登記して閉鎖されます。今回は、ご依頼者様が過去の住所を覚えていて、すぐに
推測して登記事項を申請できたので、すぐに判りました。
皆様の中でも、古い家をお持ちで家屋番号に違和感がある方や、家屋番号が無い場合
もありますので、その際は、ご遠慮なく私どもにご相談下さい。なお、家屋番号がない
ということは、おおよそ未登記です。おそらくは、その当時、現金で建ったとか、
ご自身が大工さんだった方の場合が多いです。いろいろな問題や疑問符があると
こちら側も勉強になります。
先ずは、固定資産税の納税通知書などで、一度家屋番号を意識してみて下さい。
特に古ーい建物だったり、何十年前に住所が変わっている地域ならそのケースが
出てくるかもしれません。万一そのようならご一報下さい。一緒に調べましょう！
市川不動産 市川
追伸、今回はしばらく空き家の状況が続いていた物件でした。室内に多くの遺品、
家財道具がありその処分の相談もありました。遺品整理士の島田市の仲間の業者さんを
ご紹介させていただきまして来週にも現地で打ち合わせをさせて頂きます。このような
相談もお受けしています。
